購入ガイド

ステップ③ 使用目的に適したスペックのPCを選ぼう!

オーバースペックなPCを買ってしまわないために!

HPのスペック表

パソコンを購入する時、絶対に目につくのがスペック(性能)表。
プロセッサー?グラフィックス?ストレージ?SSD?
聞いたことはあるけど、正直どんなパーツなのかよくわからない…。
きっとそんな方も少なくないと思います。

「プロセッサーはやっぱりCore i7じゃなきゃ!」
「メモリは16GB一択だよね!」
「ハードディスクは最低1TBはないとダメ!」

ちょっとパソコン通ぶったヤツに限って、実は必要以上のスペックのPCを勧めてくるんですよね。
特に店員さんなんて高いPCを買わせたいに決まってますから(ちゃんと良心的な方もいますが)、もちろんオーバースペックなPC、または低性能なわりに価格が高いPCを勧めてきます。
こうしてまくし立てられるままに「PCは高い物だから仕方ない…」と納得させられてしまって、結局は損してしまうんですよね…。

こんなことにならないためにも、自分の使用目的に見合ったスペックを知っておく必要があります。
今回はPCの中でも主要なパーツから、何を選択すればいいのか解説していきますよ!

OS(オペレーティングシステム)

OSって何だろう?

OSとは「Windows 7」とか「Windows 10」とかのこと。OS(オペレーティングシステム)と言ってもあんまりピンとこないかもしれませんが、「Windows 7」とか「Windows 10」とかのことだよ~って言えば分かってもらえると思います。

実際には「Linux」とか「Mac」とかいろんな種類があるんですが、日本で使用されているのは「Windows」がほとんどなので、他のOSのことは視野に入れなくてOKです!
ほとんどのPCメーカーは「Windows」のPCしか販売してないですしね。

OSは、PCを動かすためになくてはならない存在です。
みなさんが何気なく使っているPCですが、ポインター(カーソル)を動かしたり、文字を入力したり、ExcelやWordを使えたりできるのは、みんなOSのおかげなんですよ。
つまり、OSは「人間(ユーザー)とパソコンの仲介人」という役割を担ってくれているんです。

Windows 7、Windows 8、Windows 10…。どれを選べばいいの?

「Windows」は、今までたくさんのバージョンがリリースされています。
最新のバージョンは「Windows 10」。
しかし、「Windows 10」の普及率はまだまだ進んでおらず、いまだWindowsユーザーの約5割は旧バージョンである「Windows 7」を使用しているのが現状です。

現在、PCを購入する際に選択できるWindowsのバージョンは、下記の3つになると思います。
バージョン ひとこと
Windows 7 現在、最も使用されているバージョン。OSのバージョンが変わると使用できなくなるソフト等があるため、企業を中心に根強い人気が。
Windows 8.1 ひとつ前のOS。PCとタブレット両方に対応できる仕様だったが、PCユーザーにとっては使いづらく不評だった。
Windows 10 1番最新のOS。Windows 8.1の改良版的な立ち位置。PCユーザーにとって不評だった仕様などが改善されている。
「この中で新しくPCを購入する時は、どのバージョンがいいの?」という話になってきますよね。
結論から申し上げると、一般的な用途(インターネットやメール、文書作成など)なら最新のOSを購入するのがいいんです。

旧バージョンのOSはサポートが終了していってしまう理由の1つは、旧バージョンのOSはサポートが終了していってしまうからです。
現に、Windowsの開発元の「Microsoft(マイクロソフト)」は、Windows 7のひとつ前のバージョン「Windows XP」のサポートを2014年4月に終了しています。
こうなると、そのバージョンの脆弱性を改善してくれなくなるため、様々な問題が出てきてしまいます。
こうやって古いバージョンのWindowsは淘汰されていってしまうのです…。

しかし、新しいバージョンのWindowsにすることによって、今まで使用していたソフト(会社で独自に作成したものなど)が使用できなくなってしまうこともあります。
これはそのソフトが新しいバージョンのWindowsに対応していないことが原因で起こるんです。
ですが、メジャーなソフト(オフィスやフォトショップ、イラストレーターなど)はちゃんと新しいOSにも対応できるようにしてくれるので、そんなに心配はすることはないんですよ。

よって、普通に自宅などで使用する分には「Windows 10」職場などで独自のソフトなどを使用しているのであれば「Windows 7」というのが正解ですね!

HomeとPro?エディションの違いって?

HPのカスタマイズ画面(OSの項目)

HPでPCを購入する時もそうなのですが、WindowsのOSはたいてい「Windows ○ Home」と「Windows ○ Pro」の2種類から選択できるようになっていると思います。
この違いをエディションと言うのですが、この2つにはどんな違いがあるんでしょうか?
Home Pro
Windows Home Windows Pro
一般の家庭や中小企業向けのエディション。
基本的な機能を搭載している。価格はProより安価。
上級ユーザーや大企業向けのエディション。
Homeの機能にビジネス用途の機能を追加している。価格は高い。
ということなんですが、まあ簡単にまとめますと、Homeが一般の方向けで、Proはその名の通りプロ向けってことになりますね。

32bitと64bitって何?

HPのカスタマイズ画面(OSの項目)

さて、OSについてはこれで最後です!
右の画像はHPのPCのスペック表から抜粋したものなんですが、エディションの後に表記されている「32bit」「64bit」って何なんでしょう?

これは、1度に処理できる情報量の違いを表しているんですが、「よくわからないや…」という方は、何も考えずに「64bit」を選んでおけばOKです!

「32bit」はモバイル用のスペックが低いPCに用いられることが多く、インターネットやメール、文書作成ぐらいしかしない方ならこっちを選択するのもアリかな~という感じです。
逆に、クリエイターさんやゲーマーさんなど、PCに大きな負荷のかかる処理をする場合は絶対「64bit」じゃないとダメですよ!

プロセッサー(CPU)

そもそもプロセッサーって?

プロセッサー(CPU)「プロセッサー」って、パソコンを購入するときに1番注目される項目ですよね。
メーカーによっては「CPU」と表記したりするのですが、まずこの選択肢で悩んでしまう人も多いと思います。

そもそもプロセッサーって何なの?と思う方もいらっしゃると思うのですが、全部説明しようとするとものすごく大変なことになってしまうので、ここでは簡単に解説しますね。

プロセッサーとは、パソコンのあらゆる計算や制御・命令などを行っているパーツです。
人間で言う“脳みそ”の役割を果たしているため、PCの性能の良し悪しに大きく関わってくる非常に重要なパーツになるんです。

プロセッサーの種類

「Intel(インテル)」と「AMD(エー・エム・ディー)」プロセッサーの種類は、製造メーカーの違いによって「Intel(インテル)」「AMD(エー・エム・ディー)」の2つがあります。

しかし、正直今は「Intel」の方が主流になっていまして、「AMD」はシェアのみならず性能的にも、少し劣っているとされている風潮にあります。
もちろん「AMD」にも良い点はあるんですが、一般的な用途(インターネットやメール、文書作成など)であれば「Intel」の方がいいです。

さて、「Intel」のプロセッサーの中でも性能の違いによって種類があるのですが、皆さんが悩むのは、たぶん「Core i7」「Core i5」「Core i3」の3択なんじゃないかと思います。
さらにここに付け加えるとすると、ノートPCやタブレットPCに使用されることが多い「Celeron」「Atom」というプロセッサーが挙げられますね。

性能は高い順から「Core i7 > Core i5 > Core i3 > Celeron > Atom」となっていますよ。

PCの用途によってどの種類のプロセッサーがいいのかは違いますから、目安となるようにまとめてみました!
目的 デスクトップPC ノートPC タブレットPC
①インターネットサーフィンやメール、動画を楽しむ程度かな? Celeron Celeron Atom
②インターネットはもちろん、エクセルやワード、パワーポイントなどを使って書類作成をしたい。 Celeron
Core i3
Celeron
Core i3
Celeron
③スマホやデジカメで撮影した写真やムービーをたくさん保存したり鑑賞したい。
④音楽をたくさんダウンロードしたり、鑑賞したりしたい。
⑤フォトショップ、イラストレーター、その他イラストソフトを使って絵を描きたい! Core i5
Core i7
Core i5
Core i7
⑥ホームページの作成をする“WEBクリエイター”です!
⑦オンラインゲームをバリバリ楽しみたい! Core i7
⑧本格的に動画の編集やCGをしたい! Core i7
表を見てもらえれば分かると思いますが、普通に使用する分にはそんなに高いスペックはいらないんです!
とりあえず、クリエイターさんやゲーマーさん以外は「Core i3」を選択しておけば間違いないですよ!

メモリ

メモリって何なの?

メモリたぶん、PCを見にお店に行くと「メモリは○GB以上あった方が~」なんて店員さんに勧められたりすると思います。
こうやって耳にすることは多いけど、詳しいことはわかってないという方も意外に多いんじゃないでしょうか?

メモリというのは、PCの処理速度(動作の速さ)に1番関わりがある重要なパーツなんです。

例えば、インターネットのブラウザをたくさん開いていると、PCの動きが重く(遅く)なったりしませんか?
その他にも、一度にたくさんのソフトを立ち上げていると同じようなことが起こるのですが、これはPCの仕事量に対して、メモリの容量が足りなくなってしまうと起こる現象なんです。
ですので、メモリの容量は大きければ大きいほど安心というワケになるんですが、必要以上の容量があってももったいないですよね…。

用途別 メモリの必要な容量 一覧表

「じゃあ、メモリは何GB必要なの?」という話になってきますが、PCの用途によって適正な容量に違いがあります。
なので、「この用途の時には○GB!」というように、下記にだいたいの目安をまとめてみました!
PC購入時の参考にしてくださいね。
目的 デスクトップPC ノートPC タブレットPC
①インターネットサーフィンやメール、動画を楽しむ程度かな? 24GB 24GB 12GB
②インターネットはもちろん、エクセルやワード、パワーポイントなどを使って書類作成をしたい。 4GB 24GB
③スマホやデジカメで撮影した写真やムービーをたくさん保存したり鑑賞したい。 4GB
④音楽をたくさんダウンロードしたり、鑑賞したりしたい。
⑤フォトショップ、イラストレーター、その他イラストソフトを使って絵を描きたい! 816GB 816GB
⑥ホームページの作成をする“WEBクリエイター”です!
⑦オンラインゲームをバリバリ楽しみたい!
⑧本格的に動画の編集やCGをしたい! 1632GB 1632GB
店員さんとかよく「8GB以上ないと…」なんて勧めてきますが、一般的な用途だったら4GBもあれば充分なんです!

※OSが「32bit」の場合、メモリは4GBまでしか認識してくれません。それ以上の容量のメモリを積む場合は、必ず「64bit」の方を選択しましょう!

ストレージ

SSDとHDDの違いって?

ストレージは日本語で「保管・倉庫」という意味。ストレージというのは、写真や動画、音楽、書類などのデータを保存しておく場所のことを指します。
このストレージの容量が多ければ多いほど、たくさんのデータを保存しておけるということになりますよ。

パソコンでは主に「SSD(ソリッドステートドライブ)」「HDD(ハードディスク)」という2種類のストレージが使用されていて、どちらもデータを保存しておくという役割は同じなのですが、それぞれにメリット・デメリットがあるんです。
  SSD HDD
見た目 SSD(ソリッドステートドライブ) HDD(ハードディスク)
処理速度 速い 遅い
容量 少ない 多い
価格 高い 安い
静音性 静かというか無音 回転音が気になる場合も…
耐衝撃性 強い 弱い
サイズ/重量 小さい / 軽い 大きい / 重い
消費電力 低い 高い
表を見てもらえれば分かると思いますが、SSDの方が圧倒的に性能が良いんです。
しかし、問題なのは容量と金額。
昔よりはだいぶ進歩してきているとは言え、SSDはHDDと比べるとまだまだ低容量・高価格です。
なので、販売されているたいていのPCはHDDだけ搭載している場合が多いのですが、それだと処理がもたついてしまう時があって嫌になっちゃうんですよね…。

SSDとHDDの両方を活用するデュアルディスク構成なので、私がオススメするのはSSDとHDDの両方を活用する“デュアルディスク”構成です!
SSD(120~250GBで充分!)にはOSやアプリケーションソフトを保存し、HDD(お好きな容量で!)に写真や書類などの通常のデータを保存することによって、価格を抑えつつもPCの処理を速くすることができるんです!

グラフィックス

オンボードグラフィックス と グラフィックカード

グラフィックスというのは、みなさんが今モニターを通して見ているもの全てのことです。
画面上にある文字も、マウスポインターも、デスクトップのアイコンも、写真や動画も、モニターに表示できているのは全てグラフィックスのおかげなんですよ。

グラフィックスの機能はプロセッサーに最初から付いていて、それを「オンボードグラフィックス」と呼びます。
昔はプロセッサーのグラフィックスの性能で充分だったのですが、PCの性能が上がるにつれて、もっと高度な処理を求められることが増えてきました。

そこで誕生したのが「グラフィックカード(グラフィックボードまたはビデオカード)」というパーツです。
グラフィックカード(グラフィックボードまたはビデオカード)プロセッサーのグラフィックスだけでは追い切れない処理も、グラフィックカードの登場のおかげで処理できるようになったんです。

一般的な用途(インターネットやメール、文書作成など)であればオンボードグラフィックスで充分ですが、オンラインゲームをする方やクリエイターさんなどには、グラフィックカードが必須になってきます。

NVIDIAとAMD? グラフィックカードは何を選んだらいいの?

現在、グラフィックカードは、「NVIDIA(エヌビディア)」社と「AMD(エー・エム・ディー)」社の独占状態にあります。
NVIDIAは「GeForce(ジーフォース)」シリーズ、AMDは「Radeon(レイディオン)」シリーズというグラフィックカードをそれぞれ販売しています。

「どっちのグラフィックカードがいいの…?」という話になると思いますが、正直、両者の甲乙を付けるのは非常に難しいです…。
ただ、世間の風潮としてはNVIDIA社のGeForceシリーズの方がやや優勢かな…という印象ですね。
シェア率も圧倒的に(特に日本では)GeForceシリーズの方が勝っているので、「よくわからない…」という方はGeForceを選べば間違いないと思います。
「使っている人が多い=問題が発生しても対処方法がたくさん見出されている」ということになるので…。

しかし、両者の違いがどうしても気になるという方もいると思うので、下記にまとめてみました。
  NVIDIA AMD
ロゴ NVIDIAのロゴ AMDのロゴ
特徴 3Dの描写に特化。AMDよりも描写が高速。 2Dと3Dの処理のバランスが取れている。
見え方 発色はやや暗く、自然な色合いでシャープ。 鮮やかで鮮明。特に陰影の描写がキレイ。
オススメの用途 PCゲームやオンラインゲームをする人。 写真や動画、イラストを扱うクリエイター。
シェア 世界的にも日本でも圧倒的にこっち! 正直少ないです…。
価格(コスパ) AMDよりはやや高いとされてる…らしい。 コスパはこっちの方が良いと言われてる。
上記が一般的な評判なのですが、正直、相当のグラフィックマニアでない限り違いに気づけないレベルです…。
なので、ゲームを目的にしている人は「GeForce」写真や動画を扱うクリエイターさんは「Radeon」というのを目安に選択すればいいと思いますよ!


さて、ここまで来たらあと一息!最後のステップに進みましょう!