購入ガイド

OS(オペレーティングシステム)

OSって何だろう?

OS(オペレーティングシステム)と言ってもあんまりピンとこないかもしれませんが、「Windows 7」とか「Windows 10」とかのことだよ~って言えば分かってもらえると思います。

実際には「Linux」とか「Mac」とかたくさん種類があるんですが、日本で使用されているOSの9割は「Windows」なので、正直他のOSのことは視野に入れなくても大丈夫です!
それにPCメーカーのほとんどは「Windows」のPCしか販売してないですしね。

OSは、PCを動かすためになくてはならない存在です。
みなさんが何気なく使っているパソコンですが、マウスでポインター(カーソル)を動かしたり、キーボードで文字を入力したり、WordやExcelを使用できたりするのは、みんなOSのおかげなんですよ。

つまり、OSは「人間(ユーザー)とパソコンの仲介人」という役割を担ってくれているんです。

OSがユーザーとパソコンの間を仲介してくれている。

パソコン本体のことを「ハードウェア」、OSのことを「基本ソフト」と呼ぶのですが、OSって実はソフトウェアの一種なんです。

また、WordやExcelなどもソフトウェアの一種で「アプリケーションソフト」と呼ばれているのですが、これはOSの力なしでは動くことができません。
なので、アプリケーションソフトはそのOSに対応しているものじゃないと動かないんです。

これはスマートフォンも同じ仕組みです。
例えば、iPhone(アイフォン)とAndroid(アンドロイド)では使えるアプリケーションに違いがありますよね?
これはOSが違うから起きてる現象なんです。

Windows 7、Windows 8、Windows 10…。どれを選べばいいの?

Windows7?Windows8?Windows10?

「Windows」は、今までたくさんのバージョンがリリースされています。
最新のバージョンは「Windows 10」。
しかし、「Windows 10」の普及率はまだまだ進んでおらず、いまだにWindowsユーザーの約5割は旧バージョンである「Windows 7」を使用しているのが現状です。

現在、PCを購入する際に選択できるWindowsのバージョンは、下記の3つになると思います。
バージョン ひとこと
Windows 7 現在、最も使用されているバージョン。OSのバージョンが変わると使用できなくなるソフト等があるため、企業を中心に根強い人気が。
Windows 8.1 ひとつ前のOS。PCとタブレット両方に対応できる仕様だったが、PCユーザーにとっては使いづらく不評だった。
Windows 10 1番最新のOS。Windows 8.1の改良版的な立ち位置。PCユーザーにとって不評だった仕様などが改善されている。
さて、「この中からどのバージョンを選べばいいの?」という話になってきますが、結論から言うと最新のOSを購入するのがベストなんです。

古いバージョンのWindowsは脆弱性が改善されない!

理由の1つとして、旧バージョンのOSはサポートが終了していってしまうからです。
現に、Windowsの開発元の「Microsoft(マイクロソフト)」は、Windows 7のひとつ前のバージョン「Windows XP」のサポートを2014年4月に終了しています。
このようにサポートが終了してしまうと、そのバージョンの脆弱性を改善してくれなくなるため、様々な問題が出てきてしまいます。
こうやって古いバージョンのWindowsは淘汰されていってしまうのです…。

でも、「Windows 10って使いづらいって聞いた…」とか「新しいバージョンの仕様に慣れるまで大変そう…」と思っている人も少なくないはず。

現に2012年8月16日にリリースされた「Windows 8(現Windows 8.1)」は、PCユーザーにとってかなり不評でした。
PCとタブレットの両方を同じOSで兼用する形式だったのですが、画面を直接触って操作するタブレットに重点を置いて設計されたため、PCでは使いづらかったんです。

「Windows10」は使いやすい!

しかし、「Windows10」は「Windows 8.1」での失敗を生かし、PCユーザーに不評だった操作性を改め、「PCモード」と「タブレットモード」の切り替えをできるようにしたんです。
ですから、「使いづらそう…」という理由で「Windows10」を嫌煙することはなくなったんですよ。

しかし、新しいバージョンのWindowsにもデメリットがあります。
それは、旧バージョンで使用していたソフトが使用できなくなる可能性があるということです。

メジャーなソフト(Microsoft OfficeやAdobeなど)は問題ないのですが、マイナーなソフトや会社独自で開発したソフトなどは新しいバージョンに対応していないこと多く、使用できなくなってしまうのです。

ですので、一般的な用途であれば「Windows 10」マイナーなソフトなどを使用していれば「Windows 7」を選択するのが正解ですね!

HomeにPro…?エディションの違いって?

HPのOSのカスタマイズ画面

上の画像はHPのカスタマイズ画面のOSの項目なのですが、同じ「Windows10」でも何やら種類がありますよね?
これは「Windows10」に限ったことではなく、他のバージョンにも「Windows ○ Home」や「Windows ○ Pro」のように、いくつか種類が存在しているんです。
この違いをエディションと呼ぶのですが、簡単に言えばグレード分けのようなもので、ユーザーの目的に合わせて利用できる機能に違いを出しているんです。

最新のOSである「Windows10」には、全部で7種類のエディションが用意されています。
エディション 用途 デバイス
Home 一般家庭や中小企業向けのエディションで、基本的な機能をすべて搭載している。また、「Continuum tablet mode」というタッチ操作に適したモードを搭載しているため、PCでもタブレットでも快適に使用できるようになった。 PC、タブレット、2in1PC
Pro 上級ユーザーや企業向け。「Home」の上位版で、ビジネス向けのエディション。「Home」の機能+ビジネス用途の機能が搭載されている。 PC、タブレット、2in1PC
Enterprise 企業向けのエディション。「Pro」の機能に、様々なセキュリティ対策が施された高度な保護機能が使えるほか、デバイスやアプリケーションを一括管理できる機能が追加されている。 PC、タブレット、2in1PC
Education 教育機関向けエディション。「Enterprise」を元に構築されていて、教職員や管理者、学生のニーズに対応するようにさらに機能が追加されている。 PC、タブレット、2in1PC
Mobile 主にタッチ操作が中心となるスマートフォンなどの小型デバイス用に設計されたエディション。PCモニターやテレビに「Mobile」を搭載したデバイスを接続し、まるでPCの用に使うことのできる「Continuum for phone」という機能が搭載されてる。 スマートフォン、小型タブレット
Mobile Enterprise 「Mobile」の企業向けのエディション。企業で使用するためのより高度な機能が搭載されている。 スマートフォン、小型タブレット
IoT Core IoT(Internet of Things:モノのインターネット)用途のエディション。他のエディションとは全く異なるもので、主にゲートウェイなどの小型で低価格のデバイス(組み込み用の小型ボードPCなど)にインストールする。 小型ボードPC
一口に「Windows 10」と言ってもこれだけの種類があるのですが、みなさんが触れる機会があるのは『Home』と『Pro』と『Mobile』の3つぐらいで、他のエディションを気にする必要はありません。

じゃあこの3つの中から何を選べばいいのか、結論から言いますと「Windows 10 Home」で充分なんです。

仕事の関係で高度な機能を必要としている方の中には、個人で「Pro」を所有している場合もありますが、それはほんの一握りのユーザーのみです。
対して「Mobile」はスマートフォンやタブレットに採用されるエディションなので、デスクトップPCやノートPCの購入を考えているなら考慮から除外することになります。

ということで、簡単にまとめると「Home」が一般の方向け「Pro」はその名の通りプロ向け「mobile」はスマホ・タブレット向けってことになりますね。

32bit版と64bit版って?

HP公式サイトのカスタマイズ画面(OSの項目)

上の画像はHPのPCのカスタマイズ画面から抜粋したものなんですが、エディションの後に表記されている「32bit」「64bit」って何なんでしょう?

これは、1度に処理できる情報量の違いを表しているんです。

数字の大きい「64bit版」のほうが処理能力が高いのですが、画像・動画の編集やオンラインゲームなど負荷のかかる処理を行いたい人は絶対「64bit版」の方を選択しなきゃダメですよ!

なぜかというと、「32bit版」はメモリを4GBまでしか認識できない(しかも実際に認識してくれるのは3.2~3.5GB程度)という制約があって、このために情報量の多い処理をするには「64bit版」でないと動作が遅くなってしまうんです。

ただし、タブレットPCやスティックPCなど、スペックが低いPCの場合は「32bit版」の方が良い場合もあります。
また、パソコンの用途がメールやインターネットの閲覧ぐらいで負荷のかかる処理をしないのであれば、「32bit版」でも問題ないですよ。

「正直よくわからないや…」という方は、何も考えずに「64bit」を選んでおけばOKです!

パッケージ版とダウンロード版とOEM版とDPS版とは?

さて、これが最後の項目なのでもうちょっとだけお付き合いください…!

販売されているWindows 10(DSP版)。

インターネットショップなどでWindowsを購入しようとすると、「~版」という表記をよく見かけると思います。
これっていったい何なんでしょうね?

実は、Windows 10には「パッケージ版」「ダウンロード版」「OEM版」「DSP版」の4種類があって、自分のパソコンの使い方や目的に応じて選択できるようになっているんですよ。
種類 特徴
パッケージ版 パソコン関連の商品を扱うショップなどで、ソフト単体で売られているもの。USBメディアの中に32bit版と64bit版の両方が入っている。
1つの商品で1ライセンスを所持し、1台のみではありますが、どのパソコンにでもインストールが可能。
パソコンを買い替えたとしても、古いパソコンから認証を解除すれば、新しいパソコンに再インストールすることができる。つまり、「使い回し」が可能ということ。
ダウンロード版 インターネット上から「Windows 10」をダウンロードしてPCにインストールする方法。
価格や機能はパッケージ版のものと変わりなく、わざわざショップに行ってパッケージを購入する手間が省ける。
ダウンロードの際に32bit版か64bit版か選択することが可能。
OEM版 パソコンとセットで販売されているもの。別名プリインストール版。
ショップなどで販売されているパソコンにあらかじめインストールされているのは、このOEM版。
金額はパッケージ版の半額程度で、機能にも差はありません。
しかし、セットで購入したパソコン以外のパソコンにインストールができない。
DSP版 パソコンのパーツとセットで販売されているもの。
金額はOEM版同様、パッケージ版のほぼ半額。使える機能も同じ。
しかし、セットで購入したパーツが組み込まれているパソコンでしかインストールできない。
新しいパソコンを買った場合、このパーツも移動させれば使用可能である。
メーカーからPCを購入する際は「OEM版」のWindowsがあらかじめインストールされているので、あまり重要な情報ではないかもしれませんが、PCとは別にWindows単体を購入する際に役に立つ情報だと思います!

例えば、パソコンをちょくちょく買い換える人は「パッケージ版」または「ダウンロード版」がお得ですし、ひとつのパソコンを長く使い続けるのなら、安く済む「OEM版」がいいですよね。
また、PCを自作する方は「DPS版」がかなりお得だと思いますよ!

 
OSと一口で言っても、様々な種類がありましたね。
「バージョン」「エディション」「bit」「販売形態」のこの4つのポイントを抑えて、上手に購入しましょう!

以上、OSについてでした。